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【小規模事業者持続化補助金】使える経費でも気を付けて

    2023年3月10日から、小規模事業者持続化補助金(以下「持続化補助金」といいます。)第12回受付締切分の申請の受付が始まりました。

    個人事業主さんをはじめ、小規模の会社さんにとって使い勝手のいい補助金です。使える経費についてちょっと気を付けたいことを・・・

    ホームページを作りたい、そんなときに使える補助金

    コロナ禍によって、オンラインでのセミナーや講座、ネット通販が本当に一般的になりました。
    サービス提供側にとっては、ネットで商品を売るためにECサイトを作りたい、動画を作って自社の事業について広く知ってもらいたい、ネット広告を出して商品・サービスを販売したい・・・そんな思いが強いはず。

    「持続化補助金」は、ホームページの作成やネット広告といったウェブ関連の費用にも使うことのできる補助金です。

    この補助金、以前は単独でもウェブ関連費用を申請することができたのですが、第8回受付締切分から、ウェブ関連費単独での申請ができなくなりました。

    ウェブサイト関連費用については、新たなルールが設けられています。

    ウェブ関連費についてのルール

    「販路開拓等を行うためのウェブサイトや EC サイト等の構築、更新、改修、開発、運用をするために要する経費」として認められているウェブサイト関連費。

    これを申請するためには、単独での申請はできず、必ず他の経費と一緒に申請しなくてはいけません。

    さらに、金額も制限されていて、ウェブサイト関連費は、補助金交付申請額の1/4が上限となっています。例えば、補助金確定額を50万円とした場合、そのうち12.5万円までがウェブサイト関連費として計上可能というわけです。

    ホームページ制作って、結構費用がかさむものですが、これを持続化補助金を使って、と思っても、単独申請はできず、また、上限額にも制限があるので、ちょっと使いづらくなってしまっている感が否めません。

    他の経費と一緒にでしたら申請可能ですので、販路開拓のために必要なものを熟考したうえで、申請を考えてみてください。

    コンサルティング費用は?

    7回目までは委託費として通常のコンサルティング費用も補助金の対象となっていました。

    コンサル費用については、Q&Aに、

    インボイス制度対応のための取引先の維持・拡大に向けた専門家(税理士、公認会計士、中小

    企業診断士等)への相談費用や事業遂行のため必要と認められた場合に限り、補助対象経費

    となる場合があります。

    (小規模事業者持続化補助金「申請時によくあるご質問」)

    との記載があり、インボイス制度対応以外のコンサルティング(いわゆる経営コンサルティング等)は経費の対象とならないかもしれません。

    インボイス制度対応の場合も「補助経費となる場合があります。」という微妙な書き方です。証拠となる資料(コンサルティング内容の実施報告書など)がきちんと整っていることが必要なようです。

    スケジュール

    第12回受付締切分の申請スケジュールは次の通りです。

     ・申請書類の受付締切:2023年6月1日(木)郵送の場合当日消印有効

     ・事業支援計画書(様式4)発行の受付締切:2023年5月25日(木)
      ※申請書類提出前に商工会議所又は商工会に「事業支援計画書」を作成してもらう必要があります。

     ・採択結果発表:未定

     ・補助事業の実施期間:交付決定日から2024年4月30日(火)まで

    「小規模事業者持続化補助金ホームページ」商工会議所地区

                        商工会地区

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