小規模事業者持続化補助金、ものづくり補助金、ＩＴ導入補助金の３つの補助金で、コロナ特別枠がすでに設けられています。緊急事態宣言解除を受けて、さらに、「事業再開支援パッケージ」というのが新たに作られました。

「事業再開支援パッケージ」とは？

緊急事態宣言解除に伴い、業種別に感染拡大予防のためのガイドラインが作られました。

ガイドラインはこちら→　業種別ガイドライン

このガイドラインに沿った取り組みに対して、補助金で行う事業の支援内容を大きくしたのが「事業再開支援パッケージ」です。

具体的にはこんな支援策です

１．「コロナ特別枠」の補助率の引き上げ

・非対面型ビジネスモデルへの転換

・テレワーク環境の整備

これらは、「特別枠」の要件のうちの二つですが、これらへの投資が、補助対象経費（補助金で行う事業で使う経費）の６分の１以上である場合に、補助率が２／３から３／４へ引き上げられます。

特別枠の要件

類型Ａ	サプライチェーンの毀損への対応	補助率：２／３
類型Ｂ	非対面型ビジネスモデルへの転換	補助率：２／３　→　３／４
類型Ｃ	テレワーク環境の整備	補助率：２／３　→　３／４

もの補助はもともとの補助率が１/２（中小企業の場合）ですが、「コロナ特別枠」設置時に２/３に引き上げられ、さらに３/４に引き上げられました。

小規模事業者補助金は、もともとの補助率が２/３。「コロナ特別枠」でも、補助率は変わりませんでしたが、今回の支援策で３/４に引き上げられました。

２　「事業再開枠」

小規模事業者補助金（コロナ特別枠、通常枠）、もの補助（コロナ特別枠）で、ガイドラインに沿った感染防止対策の投資を行うと、定額補助（補助経費の100％が補助金として支給）、補助上限５０万円の別枠が上乗せしてもらえます。

■補助率：定額補助（10/10）

■補助上限：５０万円（又は総補助額の1/2）を別枠で上乗せ

■対象者：小規模事業者持続化補助金（特別枠・コロナ特別枠）の採択者

ものづくり補助金（特別枠）の採択者

■対象経費：業種別ガイドラインに沿った、感染防止対策のための経費
（例）消毒、マスク、清掃、間仕切り、換気設備など

経費は５月１４日以降に発生したもの

適用されるのは・・・

この「事業再開支援パッケージ」は、５月２２日から、公募を開始します。

小規模事業者補助金、ものづくり補助金は、５月締め切り分で採択された事業者も対象です。

「事業再開支援パッケージ」の対象となる補助金の締め切り

小規模事業者持続化補助金	５月１５日締切分（コロナ特別枠）	６月５日締切分（第２回締切分）
ものづくり補助金	５月２０日締切分（第２回締切）	８月３日締切分（第３回締切）
ＩＴ導入補助金	３月３１日締切分（第１回締切）	５月２９日締切分（第２回締切）

次回締め切り以降も、公募を続けるそうです。

 

経済産業省ＨＰ

中小機構・中小企業生産性革命推進事業特設サイト

 

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